できる Fedexを使用した海外への返品
はじめに
前にFS.comで買ったWifiのアクセスポイントなんですけど、初期不良を引いちゃいましてね。
不良の切り分け作業とか返品手続きとかはかなりスムーズにいったのですが、Fedexの使い方がわかりずらかったのでそれについてです。
ラベル・インボイス・RMAの準備
返品手続きを依頼すると、サポート窓口からFedexのラベル・インボイス・RMAがメールで送付されるので、それらを印刷します。
今回はRMAでの返送だったためFS.com側でFedex送料を負担してくれる形となりました。
Fedexアカウントの開設
集荷や後述する出荷資材の依頼をするためにはFedexのアカウントが必要になります。*1
ここで一つコツなのですが、Fedexのサイトは微妙に動きが怪しく画面遷移先が真っ白になることがありますが、その場合は落ち着いて別のページを経由して目的のページに遷移すると上手くいくことが多いです。
梱包資材の依頼
Fedexは依頼すれば段ボールやインボイスを入れるためのパウチを自宅などの指定した住所に無料で*2送ってくれます。 市販の段ボールやパウチでも問題なく送れるそうですが、どんなのを用意すればいいかわからない場合は素直に依頼しちゃったほうがいいかもしれません。
また、こちらは日本郵便のEMSの梱包ページなのですが、どうも生鮮食品とか家電製品とかの箱を再利用すると相手国によっては税関でメンドクサイことになるかもだというお話なのでそういう箱は避けたほうが無難らしいですね。
弊社の場合、日曜日に依頼をかけて火曜日の夕方には届いていたのでそんなに待たされるというわけではないようです。 今回は簡単にラップで巻かれた状態で玄関先にポンと置かれていました。
梱包
届いた段ボールに返品するアイテムを詰めます。
輸送中にアイテムにダメージが入らないようにエアキャップなどの緩衝材を使ったほうがいいです。 国内の宅配便のように丁寧に扱ってくれることを期待してはいけません。
ラベル・インボイスの貼り付け
パウチに印刷したラベルとインボイスを入れて、箱の上面に貼り付けます。
また、今回はサポート窓口のおねーさんからRMAの書類を箱に貼り付けるよう指示があったため、こちらも市販のA5のパウチに入れてビニールテープで箱の上面に貼っておきました。
集荷依頼
Fedexのサイトから集荷依頼を掛けます。
Fedex君はオンラインですら前日にしか集荷が掛けられないという割とアバンギャルドな仕様となっています。あきらめて前日に忘れないように集荷依頼をしましょう。 また、Fedexは日曜日は集荷はしていません。会社勤めには厳しい仕様ですね。
集荷
正常に集荷依頼を掛けられていた場合、指定した時間帯にクーリエが集荷に来てくれるはずです。
今回は集荷時に必要なラベルやインボイスがそろっているか確認していました。添付忘れとかが多いのでしょうか?
確認が終わったら持って行ってくれます。あとは返品したアイテムが受領されるのを待ちましょう。
おわりに
箱を用意したり集荷したりと意外と時間がかかります。
普通の人はFedexで荷物を送るとかあまりしないと思うので、計画的に作業をしないと余計な時間がかかってしまうと思います。
おわり
逸般の誤家庭でも10GbpsのLANを構築したい(配線・動作確認編)
はじめに
前回買った機材が関税の請求書を伴ってやってきたので、配線と動作テストを行います。
配線
最終的に以下のような感じになるように配線を行います。
NICのインストール
今回買ったNICはIntel 82599EN(互換?)チップを積んでいるため、WindowsでもXigmaNASでも挿すだけでいい感じに認識します。
10Gbpsを出すためにはPCIeレーンが×4必要らしいので、一応レーンが×4以上になっているかデバイスマネージャーで確認しておくといいかもです。
光ファイバの敷設
今回は検証なので、とりあえず壁や柱に養生テープで張り付けて敷設します。検証が終わって涼しい季節になったら屋根裏に敷設しなおす事にします。
光ファイバの結線
SFP+ポートに光モジュールを挿してLCコネクタを差し込むだけなので、この辺は特に躓かずに作業出来ました。ただ、ファイバは細いので変に折り曲げて壊さないように気を付けるのと、フェルール(ファイバの終端)を手で触って汚さないように気を使うのはRJ45のメタルケーブルと違う点です。
S3150
S3150はPoE+スイッチで、配下にネットワークカメラとWifiアクセスポイントがぶら下がる予定なので、そこそこのトラフィックが流れることが予想できます。 と言う御託はどうでもよく、組んでみたいのでS3150とx510間はLAGを組んで1Gbps×2の帯域を確保します。
また、図にはありませんが弊宅ではCRS305の電力はS3150からPoE経由で給電する構成です。ループを起こしてS3150の霊圧が消えた・・・とならないようにCRS305に向かうポートは無効化しておきましょう。(一敗)
CRS305
CRS305はルータOSとスイッチOSのデュアルブートですが、パケットをCPUに突入させてスループットが終わる事故を防ぐためにスイッチOSに切り替えておきます。
検証
メインPC ⇔ ファイルサーバ
ここで10Gbpsを出すためにこの投資をしたと言っても過言ではありません。
メインPC ⇔ L2配下
L2は1Gbps×2でLAGを組んでいるため、メインPC間であればL2配下の機器は2台までワイヤスピードで動作するはずです。
おわりに
とりあえず理論値が出たのでよかったです。
実アプリケーションで性能の出すために、バッファサイズを弄ったりジャンボフレームを使ったりは追々やっていきます。
ちなみに
FS.comからの荷物は2つ(UPSとDHL)に分かれてやってきて、それぞれ9700円と2100円の関税が掛かりました。結構お高いですね。
UPSとDHLは都内とかでなければ家までの配送はヤマトと佐川になるため、再配達とかはそれぞれのシステムで申し込めます。 なので、そんなに不安に思う事はありませんでした。
GeticはEMSが選べたのでそちらを選びました。EMSであれば関税が掛からないので選べたら積極的に選べばいいと思います。
おわり
逸般の誤家庭でも10GbpsのLANを構築したい(機材選定・購入編)
はじめに
弊宅には一時秋葉原で激安で販売されていたアライドテレシスのAT-x510-28GTXが鎮座しており、日々爆音をまき散らしながらトラフィックを捌いています。 x510にはSFP+が4ポート備わっており、やろうと思えば10Gbpsを扱えます。
しかしまぁ、あまりやる気と必要性が無かったのでとりあえず既存のCAT6・1Gbpsで満足していました。
ところが、最近NECのAtermStation君の機嫌があまりよろしくなく、Wifiルータを変えるならついで(?)に宅内のネットワークを見直そうという機運が高まりました。
とりあえずは以下を目標とします。
- x510を中心にメインPCとファイルサーバ間で10GBase-SRで接続する
- 速いほうがいいよね
- WifiルータをリプレースするついでにPoEインジェクタを導入し、WifiルータをPoE給電する
- 下の防犯カメラシステムのカメラへの給電も含め、配線を省力化する
- ZoneMinder + NUCで構築した防犯カメラシステムを専用の機器に置き換える
- アップデート適用とか再起動がめんどくさく、これだったら専用機器導入したほうがよくね?となった
- x510のコンフィグの見直し
- VLANを切りすぎたり、不要なコンフィグが残っていたりしたがやる気が起きず放置していた
購入機材
10Gbpsすると決まったら早速機材を購入しないといけません。
の前にざっくりとしたネットワークトポロジーを考えます。 今回は以下のような感じとしました。
上位のルータの下にx510を配置し、その下に各機器を収容します。
x510とメインPCの間にCRS305-1G-4S+INを挟んでいますが、これはx510とメインPCの設置している部屋が異なっており直結させるのはケーブルマネジメント的にやりたくなかったためです。
また、機材は前から気になっていたFS.comの機材を中心にそろえ、足りないものを他のメーカから購入することとしました。
これらの機材+運送費+関税でトータル15万円ほど。ほかにもLANケーブルとかも買っていますが、まぁこの辺は特に面白みもないので省略します。
メーカ | 型番 | 単価 | 個数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
MikroTik | CRS305-1G-4S+IN | ¥17,000 | 1 | ¥17,000 | 10Gスイッチ |
FS | S3150-8T2FP | ¥32,934 | 1 | ¥32,934 | 8ポート ギガビット イーサネットL2+フルマネージドPoE+スイッチ |
FS | FS-AP1167C | ¥21,429 | 1 | ¥21,429 | アクセスポイント |
FS | NVR202-9C | ¥21,429 | 1 | ¥21,429 | ネットワークビデオレコーダー |
FS | IPC201-2M-B | ¥8,485 | 1 | ¥8,485 | ネットワークカメラ |
FS | SFP-10GSR-85 | ¥2,877 | 6 | ¥17,262 | 10GBASE-SR SFP+モジュール |
FS | SFP-GB-GE-T | ¥4,027 | 2 | ¥8,054 | 1000BASE-T SFPモジュール |
FS | OM4LCDX 20m | ¥3,739 | 1 | ¥3,739 | 20m OM4 |
FS | OM4LCDX 5m | ¥1,251 | 1 | ¥1,251 | 5m OM4 |
FS | OM4LCDX 2m | ¥777 | 1 | ¥777 | 2m OM4 |
ノーブランド | NB-INT-X520DA1-S | ¥6,300 | 2 | ¥12,600 | Intel 82599EN 搭載 10GbE SFP+ 1ポート |
CRS305-1G-4S+IN
多分こんなブログを見る人なら説明不要かもしれませんが、SFP+を4ポート積んだ自宅10Ger御用達のL2・L3スイッチです。
設置場所的に小さいスイッチが欲しかったのでGETIC(旧EuroDK)からお買い上げ。ラトビアから来るんですね
S3150-8T2FP
PoE+対応のL2スイッチ。今回の用途的にはアンマネージL2でも十分だったのですが、在庫を切らしていたのと将来の拡張性のためと自分に言い聞かせて倍の値段のフルマネージドを購入。
FS-AP1167C
今回の散財の元凶となったAtermStation君の後釜。ホームページをさっと見て技適を取っていたのを確認して購入したが、そういえば総務省のサイトは確認していなかったのを思い出す。
多分大丈夫だと思いますが、仮に技適を取っていなかったらオブジェとして壁に飾ってキレ散らかしながらヤマハのAPを買います。
SFP-10GSR-85
10GBase-SRの光モジュール。10GBase-T?知らない子ですね
OM4LCDX
LC-LCコネクタのマルチモード光ファイバ。10GbpsだったらOM3でも大丈夫なのですが、何度も屋根裏に上るのは大変なのでちょっとお高いですがOM4を敷設しておきましょうという事で選定。
NB-INT-X520DA1-S
これまた知る人ぞ知る自宅10GスターターキットのオリオスペックのノーブランドNIC。
ヤフオクでMellanox ConnextX-3を買うつもりでしたが、ちょうどいい感じのがなかったのでこちらを購入。
おわりに
来月のクレジットカードの請求が怖いですね